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ドラマ『砂の器』大体観た感想

『砂の器』は松本清張の傑作小説であり、何度も映画化・ドラマ化されている作品です。私は70年代?に撮られた加藤剛主演の映画と、中居君主演のドラマ(こっちはちゃんとは観ていない)を見ていて今回は3作品目。小説も持っています。

今回は中島健人主演、刑事役は東山紀之というジャニーズコンビでした。

さて、なんで【山陰にちなんだ事】になるのかは皆さんご存知だと思いますが、犯人は東北弁で「亀田」と言っていたという証言を得て捜査をしますが、実は東北弁ではなくて出雲弁だった、という所がこの物語の最初のポイントです。 そして亀田ではなく亀嵩(かめだけ)。 中居君主演の時は渡辺謙さまが刑事役で亀嵩に撮影に来られていたそうです。亀嵩は奥出雲にありますよ。

今回はヒガシが来たって噂にならなかったけど、来てましたわ、野村周平君と。

で、全体的な感想をば・・・。
演技は皆さんよかったと思いますよ。ヒガシと中島君なんで重厚感はどうしてもないですが(映画版は加藤剛と丹波哲郎、前回のドラマも中居君はさておき謙さんですからねぇ)、少なくとも火曜サスペンスっぽさはなく、丁寧に作られていたと思います。

そして現代版に置き換えられていますので、そもそもの設定が違うので、そこも重厚感というか悲壮感がどうしてもちょっと足りない・・・。 原作は(もちろんネタバレですが)ハンセン病差別という当時としてはどうしようもない問題がバックにあったのが、現代ではハンセン病は伝染しないというのが常識になっていますのでなくなっていました。代わりのエピソードは、和賀の当時14歳だった兄が連続幼児殺人犯で、おまけにお父さんも嫌がらせにきた野次馬を殺しちゃうという設定になっていました。 で、お遍路に出るのは出るんですが、そうなると逃亡犯親子ということになるんですよね。 十分つらい設定ではあるんですが、やっぱりハンセン病差別という酷い村八分とは一味違う。

そして、愛人が血の付いたシャツを小さく切って、列車に乗って窓からひらひらと捨てるという設定は同じなんですが、今回疑問に思ったのは、その光景を見ていたコラムニストが新聞にその情景を描写したものを、捜査に行き詰った刑事が偶然読んでピンと来てコラムニストに会ったり現場にそれを探しに行くっていう所・・・ま、最悪偶然その記事を読むっていうのはまだ許せますが、記事は「美しい女性が白い紙を小さく切って窓からひらひらと落としていく」という描写に、どうしてピンとくるのか。 私なら「花吹雪のように小さく切った布を」と書くな~! 「ほのかに桜色に見えた」ともしときたい。そうすれば刑事がピンとくるっていうのも納得がいきますね。 だって血が付いてるんだもん、桜色に見えるでしょうよ? 白い紙を花吹雪か雪に見立てて列車の窓からひらひらさせる女子って、不思議ちゃんがしそうじゃないですかw 紙かと思ったら布だった、という表現があればあれ?と思いますね。

それと、殺された亀嵩の人は児童養護施設の職員という設定になっていて、まだ生きている本当の父親に会うよう説得するんですが、今回は父親も殺人を犯している(服役してますから罪は償っていますが)し、逃亡でお遍路して息子を連れまわしている訳ですから、無理やり会わせようとしたっていうのが違和感でしたねー。 やっぱりここも、ハンセン病という設定じゃなくなったための違和感かもしれません。

ただ、犯罪者の家族っていうのは、本当に地獄を見るっていう現実はありますよねぇ。 ここは考えさせられます。 DV被害者が過去を断ち切って別人として別の地で生活ができるというプログラム(日本でそれがシステム化されているかは知りませんが)を、犯罪者家族も受ける権利はあるんじゃないかな、と。 やっぱり犯罪者じゃないんだし、普通に生きる権利はあるはずです。
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マッキー55

Author:マッキー55
山陰(鳥取・島根)をうろちょろする山陰女です!
ちょっとずつ山陰を紹介できたらなーと思います♪
それとネコを飼い始めたのでネコネタが多くなってます。

このブサイクなくまのぬいぐるみは私の手作りなんざんす。
今ではネコの獲物と化し、首元を中心に全身ずたずたです・・・。

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